夢を持つと まず自分自身が変わり、次第にまわりを変えてゆき、さらには日本や世界までも 明るい方向へかえてゆくことができると信じている。 今でこそ、こんなことを言っているが、僕は高校を卒業したあと、夢や目標などない一年間を過ごしていた。 ましてや山登りに興味は全くなかったし、 『 エベレストから冒険の共有をしたい 』 と思うようになったのも、ここ最近の話だ。
子供のころは、 『 ウルトラマンになりたい 』 などの無限の可能性を 本当に信じていたと思う。 しかし、大人になるにつれて 徐々に 『 理想 』 と 『 現実 』 のギャップに翻弄され、 夢は夢のままで終わるのが当たり前だと思うようになってしまった。 だがそれに負けてはいけない。 夢を語れる大人が日本を変えると、僕は本気で考えている。 夢には2種類ある。 それはかなう夢とかなわない夢だ。 それには法則があって、かなう夢は必ず世のため人のためを考えていて、たくさんの人たちが支えてくれる。 逆に、自分の欲望を満たすだけの夢を持っても、誰も応援してくれることがなく、かなわなくなってしまうと思っている。 そして、夢をかなえるために必要なのは、夢を志に変えること。つまり、世の役に立つことのため自分の命を果たす覚悟を持つことだ。 僕が命をかけてでもエベレストからのインターネット中継をやりたいのは、自分と同じようにたくさんの人が持っている 『 不可能という心の壁 』 を取っ払いたいからだ。 できないと思ってやめてしまったら絶対にできないけれど、それは自分の心が決めているだけで、本当はやってみたらできるということが、絶対に多いのだと思う。 それを伝えたいから、僕はエベレストを目指し、毎日走りまわって、実現に向けて動いているのだ。 そう考えて行動するようになってから、環境がどんどんいい方向に変わり、出会う人も多くなってきた。 そして、そこに 『 必ずやる 』 という信念ができるようになり、 遂には 『 必ずやり遂げられる 』 という大きな自信が持てるようになってきたのだ。 最近ではいろいろなところに講演に呼んでもらうことが多くなってきている。 それも最初から数が多かったわけではないのだが、 『 講演をすることで、山で学んだことを人に伝えて、元気になってもらいたい 』 と思って話すようになってから自然と口コミで広がり、今では全国をまわらせてもらえるようになってきた。 おかげさまで充実した毎日を過ごすことができていると思う。 夢は自分とまわりを明るくし、志は世界を良い方向にもってゆく。 極限の困難を乗り越えた 『 登頂 』 はもちろん嬉しいが、その感動を共有できる人がいたらその喜びは何倍にもなるのだ。 ( 出展 栗城史多 『 一歩を越える勇気 』 サンマーク出版 )
by natuyasumi2010
| 2011-12-09 16:38
| 推薦図書
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